スピーキングとリスニング特化の授業をやってみてる その3 My own Opinion 前半

Pocket

カリキュラムが変更になると、「なくなってしまう」科目もある。
学校独自で設定している科目がそうだ。
で、今年、私がその「今年で終わり、消えてしまう」科目を担当している。
しかも、私一人ですべてをもっている。

と、いうわけで、その科目ではけっこう独自に授業を展開しているわけだ。
そのうちのひとつ「実用英語演習」でやっていることをご紹介。

「実用」の名前からわかるように、けっこうこれまでは英検とかの問題をやっていた選択科目なのだが、今年これを思いっきり変えた。
けっこう珍しい「リスニング」「スピーキング」に全振り、という科目に。

この授業は、3つのパートからなっている。
1、「エイカイワ」
2、Long Story Listening / Cross-Cultural Listening
3、My own Opinion

このエントリでは、My own Opinionについて書く。

「自分の意見を1分間英語で話し続ける」のが目的である。
流れはこんな感じ。
「毎回ひとつのテーマについて賛成/反対か考え、意見を書く→グループで練習後、アトランダムに生徒を指名してテスト」。
いちトピックは、2回分の授業で完成する。

まずは1回目は練習だ(12-3分)。
テーマが書かれたハンドアウトを配布、賛成か反対か考える

マインドマップでアイデアを出し、ペアで交換してヒントをもらう

「プラスアルファの情報」が書かれたプリントを配布、さらに考えて1分間しゃべり続けるための原稿を書く

ハンドアウトはこんな感じ!

「プラスアルファの情報」とは、「こういう切り口があるよ」という私からのヒントである。
賛成/反対のいずれにしても、1分間しゃべり続けるためには「なぜそう思うか」の理由を述べないといけないが、テーマによってはそれを思いつかない生徒もいる。
そのため、ヒントとなるように「情報」を与えている。
こんなかんじ!

例えばこれは、「教科書は全て電子化すべきだ」というテーマで与えたハンドアウト。
賛成/反対、どちらにもひとつずつネタを用意している。
だいたいネットのニュース記事から持ってくることが多い。

そして、生徒は1分間しゃべり続けるに必要な文章を考え、書く。
これが授業の1回目。準備段階である。

そして、2回目は「練習→テスト」のターンになる。

練習は4人一組でグループを作り、実戦さながらに「1分のタイマーをかけて」練習する。
タイマーはiPadのアプリ”TIME TIMER”を黒板にプロジェクタで投影して行っている。

ひとまわり練習が終わったら、「文章を書いたハンドアウトを回収する」
これが私的にはこの活動で一番大切だと思っている。
なぜかというと、この「実用英語演習」では、「実際に将来、大学や仕事場、プライベートで誰かと英会話する」ことを目標において作っている授業だからだ。
私たちは何かについて友人とちょっとした意見交換をするとき、「手にカンペを持ってそれを読み上げる」ようなことはしないはずだ。
なので、準備をさせているが、あくまで自分が行うときは「自分の頭の中から考えを出す」ようにさせている。

テストのルールは以下のとおり:
クラスの名簿からアトランダムに一人選び、1分そのトピックについての会話を「続ける」
チェックポイントは3つ:
こえ(みんなに聞こえないとダメ)
こうせい(agree/disagree→理由の説明→conclusionまでいけるかどうか。
私はこれをバレーボールのレシーブ(相手からの質問を受け止め答える)→トス(つなぐ)→アタック(相手に返す・最後の〆)と生徒に伝えている)
じかん(10秒以上時間が余ったらダメ→つまり、理由もちゃんと説明する時間がないとダメということ)

<また、文法的なミスは一切見ないし減点対象ではない>

生徒たちは「いつ自分の順番がまわってくるかわからない」ので、かなり緊迫感を持ってのぞんでいる(と、思う)
「文法ミスを一切問わない」としているのは、これもやはり「実際に将来誰かと英会話する」ところを意識しているから。
ミスするのが怖いからずっと黙ってるより、間違っても一生懸命伝えようとするほうが何千倍もマシ。
だからこの授業でも間違ってもいい(でも受験もあるんだから間違えないように意識はして!)、とにかくしゃべらないと点はない!

そんなふうにしています。
そして、1年の半分をこんな風にしてから、後半からは少しアレンジを加えました
また別エントリで書きます!

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA