「自分でまとめさせる」ための白紙シリーズ・縦4分割編

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私の授業では、よく「生徒に自分でメモを取らせ、まとめさせる」ことをさせる。
(だって「選択問題は正しい記号を選べたけど、その長文が何を言っているのかわからない」って
そんな間の抜けたものを「英語力がついた」なんて言えないだろう)

以前より「裏紙シリーズ」という名前で、授業中に即興的に行う活動をやってきたが、
今年から「ノートのない授業で、たくさんメモをとらせる」ことを主眼にはじめたのが
A4の白紙を使う(印刷室から束を持ってくるだけでいい、時短(^o^)だ)「白紙シリーズ」だ。

今回は異文化理解という授業で、「各国の電力事情がどう違うかを知る」がテーマ。
日本・ドイツ・フランスの状況をウェブサイトやニュースを英語で読むことで比較し、自分なりに考える、というもの。

まず生徒にA4の白紙を渡し、「縦に4分割」させる。
単純に縦長にして真ん中で折り、もう一度折って、じゃばらのようにして折り目をつけてから戻すだけ!
そして、一番下にクラス・番号・名前を書かせる。
イメージはこうだ↓

あとはそのエリアに番号を振り、授業を進めながら使わせるだけ
「5分でこのウェブサイトの記事を読み、状況を箇条書き」
「英語ニュースを読んで、そこからわかったことをメモする」
「解説しているビデオを見て、情報をメモする」など…

この白紙シリーズのいいところ:
・とにかく準備が楽。印刷とかしなくていい
・回収するのも楽、もうワシ40冊もノート集めるとかしとうないんじゃ(切実)
・生徒同士で交換させることができ、気軽に書き込みもできる
(今回はしなかったが、「相手の紙に意見を書く」などの活動もできる。
これがノートだと、「ひとの持ち物のノートに書き込むのは…」と少し拒否感が出てしまう)
・生徒は意外と「きれいなノート」が好きなので、
ノートに雑多なメモを取らせると嫌がる子が多い(「正しい答え」だけ書きたがる、本当は良くないのだが言ってそれがすぐ治るわけでもない)。
だが、この1枚の紙なら楽勝だ
・返却も楽、プリントのようにクリアファイルに入れさせておくこともできる
・1枚の紙なので、ScanSnapなどでスキャンしやすい
(いい例をスキャンして、画像化してプロジェクタで見せたりできる)
・紙を折るだけで仕切りが簡単に作れる

白紙シリーズ、おすすめです\(^o^)/

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