GIGA端末とスマートフォンの使い分けについて

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さて、大阪府立学校でもこの秋からGIGA端末が生徒一人に月一台貸与されることになったのだが、
そろそろ考えていきたいのが「生徒個人のスマートフォンとの使い分けについての指導」だ。

昨年2020年6月〜7月に大阪府立学校全体でGoogle Workspace for Educationが導入された時、
端末は基本的に「個人/家庭の持ち物」を使うことになっていた。BYODだ。
生徒一人一台の端末を用意できないのだからしかたない(そんな予算も、大量の機体も、いきなりは用意できるはずがない)
当然、デメリットとしては
・携帯料金を払えない家庭の児童生徒はどうするか問題
・スマートフォンを持たせない指導をしている家庭の児童生徒はどうするか問題
・スマートフォンの機種によるトラブルシューティング方法の違い
(iOSかAndroidというだけでなく、機種によっても微妙に違ってたり…)
・「月末ギガ(パケット)もう残ってないから課題できません」問題

というのがあったわけだ。

しかしながら、GIGA端末と学校無線LAN環境が入ることにより、
・共通の端末(トラブルシューティングも楽に)
・共通の環境(誰かだけできない…みたいなことがなくなる)

がやっとそろうのだ。

だがその一方、スマートフォンならではの利便性も彼らに活用してもらえれば、と思う。
GIGA端末は基本的にどこでも採用されているのはエントリーモデル、つまり「安価なもので基本性能を使い倒す」ための機種だ。
そこまで高機能なものではなく、またアプリインストールも自在ではない(おそらくめんどくさい手続きを踏むことになる)
また、当たり前だが「大きい」
11インチ12インチは結構大きい、学校の机が小さめな分なおそう感じる。
「ちょっとしたことをネットで確認」くらいなら、スマートフォンのほうがよっぽど早い。

なので、そのうち「こういうときはスマホ/こういうときはGIGA端末」というような指導ができる教材も作ろうと思う。
特に「カメラ」を使用する系統の活動は、正直スマートフォンのほうが遥かに性能がいいものがついている。
(^o^)<12インチのChromebookで無理に写真撮ろうとして、落として壊されても困るしな!

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