ウルトラマンZと英語の敬語

Pocket

ご唱和ください、我の名を!!ウルトラマンZ!!(╯°□°)╯

2020年一番の特撮ヒット番組、それが「ウルトラマンZ」です!
新人宇宙警備隊員ウルトラマンゼットと、地球防衛隊ストレイジの隊員ナツカワ・ハルキが一体となり、
地球に迫りくる脅威に立ち向かう!
シリアスな展開もさながら、ユニークで明るいコメディが楽しい大ヒット作なんだ!(*^o^)
話はちょうどクライマックス、エンディングがどうなるか今からハラハラしています…!

で、7月の短縮授業で、このウルトラマンZと英語の敬語について学ぶ、
まあ半分遊びみたいな授業をしました
授業時間自体短い短縮授業では、私はよくこういうふうにふだんできないことをします(歌を歌わせるとか…)
今回はそれをご紹介(^o^)

今回も「白紙シリーズ」
今回の折り方は、「縦に一回、横に一回→上半分を大きなメモ欄、左下と右下を分ける」

ウルトラマンゼットは新人宇宙警備隊員ということで、「地球の言葉に慣れていない」
なので、しゃべる日本語が敬語タメ語・それに硬い表現やカジュアルな表現と混ざりまくっています
「Z語」なんていうかんじでファンの間で呼ばれていたり…

まずはふたりの出会いのシーンを見てもらいます
(そのときにスクリプトの日本語部分だけ渡す)
で、なごんでもらう\(^o^)/
感想や気づいたことを①のメモ欄に書きつつ…

そしてこの二人の会話について、こう聞く;
「ウルトラマンは面白い特撮だから、海外にもファンがたくさんいる…
じゃあ、これに英語の字幕をつけるとしたら、どうやってゼットのしゃべりかたをあらわそう?
例えば、英語で敬語、どうやってあらわそう?」

ここで、英語でのpolitenessの説明をする。
語彙を変えたり、表現を変えたりする…
また、ウルトラマンZ第2話では、「体育会系のハルキが、ゼットが5000歳という超歳上であることを知り、突然口調が敬語になる」シーンがあるので、
そのシーンを見せ、立場や状況で口調が変わるのを見せる。

英作文でそれをためそう、ということで、「お金を貸して」という文を英語でいろいろな表現を使って書く、というのを試す。
②の欄に、思いつくままに書かせ、ペア同士で確認。
単純な命令文からCould you, Would you, mind if…
いろいろな表現と、そこからの印象の違いを確認。

最後に、「それでも翻訳しきれないもの」を紹介。
例えば、「ご唱和ください、我の名を!」というウルトラマンZの決め台詞…
「ご唱和ください」というへりくだった表現なのに、「我」というえらそうな一人称のあわせ技。
そこがおもしろいところなのだが、英語では「我」「私」「ぼく」…日本語の一人称が持つ多様性と属性をあらわしきれない。
このように、その言語を学ぶことで初めて分かることもあるんだ…というかんじで、
語学学習の妙味を示唆して終了、最後は③の欄に感想を書かせます

結構ウケましたので、次年度以降も使っていきたい!(((((((((((っ・ω・)っ ブーン

興味がある人はれんらくぽすとから教えて下さい(*^○^*)!

生徒のノート集:






Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA