「単語テスト」のありかたはリアルとオンラインとで変わるんじゃないか、という話。
「単語テスト」のありかたはリアルとオンラインとで変わるんじゃないか、という話。
以前、「英語授業を語る会・静岡 第26回」によせていただいたとき、
「オンラインで単語テストやったけど、スマホで予測変換が出ちゃうのであまり意味がなかった」というお話を聞いた。
そう、最近の賢いスマホは、途中まで単語を打つとありえる単語を変換候補として出してしまうのだ。
(これは日本語でもそうだよね)
そこであらためて思ったのだけど、「リアル(教室・対面・紙ベース)」と「オンライン(非対面・ネット上・電子端末ベース)」では
そもそも生徒に求める課題のタイプが違うものもあるんではなかろうか。
つまり、「教室でやってることをそのままオンラインでやっても正直あんまり意味がない」みたいな。
この「つづりを問う単語テスト」なんてまさにそうだろう。
なら、オンラインで単語テストをやるなら、例えば:
・英語で書かれた定義でただしいものを選ぶ
・類義語・反意語を選ぶ
・あなあき文章を意味を正しく完成させられる語を選ぶ
なんかに変えてやるほうがいいのでは?
これは別に、ネットやパソコンあるから綴りはどうでもいい、ってことじゃなくて。
つづりというのは発音と絡んでるものだから、
それは教室・対面で音声も合わせてしっかり練習、黒板でも書けるように…というように。
シーンで指導や知識定着のためのテストの切り口を変えていく、ってことで。
とまれかうまれ、一気に進んだオンライン学習。
教材研究をしっかりして、リアル/オンラインともにそれぞれ趣が違ってそれぞれ役に立つ教材をつくりたいものだ。