最後のロングホームルームで。

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3年生が卒業する。
3年間付き合った生徒たちを卒業させるのは、私の人生で2回目。

最後のロングホームルームで、ちょっとした贈り物を。

まず、ラッピング用の小さなシールを一枚ずつに切って生徒に配り、
「自分の名前は書かず」
「このクラスの誰か(誰に当たるかはわからない、ランダム)へのメッセージ」を書かせた。
必然的に、これから新しい人生に向かっていく(卒業していく高校3年なら、みんなそうだろう)クラスメートへの、励ましのメッセージが並ぶ。

生徒に他の作業をさせている間、それをキットカットに貼った。
そして、それを、最後に全員に配る。

みんなよろこんでくれたようで、何より。

次に会うのは、卒業式予行の日。
これから同窓会を何度やったって、全員がそろうことは残念ながらない。
みんな、進む道は、バラバラだ。

だけど、
これから進む道がどうあろうと、ここで過ごしたっていうことだけは変わらない。
高校時代を懐かしく想い出してもいい。忘れてしまってもいい。
でも、その前に、
もう一度全員で、卒業式の日を迎えよう。
もう一度全員で、卒業式の日を過ごそう。

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